質の高い仕事を果たすためには、仕事に従事する本人の心構えが重要になる。仕事に対して強い意欲を持っていなければ、良い仕事はできない。それは情報技術開発の仕事に携わるシステムエンジニアにも言うことができる点である。仕事に対してやりがいや目標を持っていなければ、単に必要な仕事をこなすだけになる。そこには進歩が無く、仕事のクオリティを高めることはできない。

システムエンジニアが在籍している開発会社の経営者としては、いかに開発スタッフに意欲を持ってもらい、開発に挑むにあたって必要な心構えを持ってもらうかが重要な焦点となる。一つには、システムエンジニアが仕事で果たしている役割の認識を知ってもらうことが有効である。システム開発が実際にどのように役に立っているのかを理解してもらえば、目標ややりがいをもって仕事に意欲的に挑むことができるように変わる。

そのため、システム開発のエンジニアとクライアントとの関わりをもっと強くする機会について、設けることが役立つ。クライアントとエンジニアたちが交流するイベントを開けば、そこに仕事の目標が得られるきっかけがある。開発に関わっているシステムの恩恵を受けている人たちからの意見を得る機会があれば、エンジニアとしてどのように世間や人のために役に立っているかが分かる。そうすれば、システム開発に対する心構えが大きく変わり、責任を持って開発の仕事に挑むことができるようになる。
こういったやりがいがあれば、一生システムエンジニアとして働きたくなるはずだ。